皆さんこんばんは。
金尾です。
梅雨の中休みでとても暑い日でしたね。
熱中症は大丈夫でしょうか?
さて、先日大阪府で大きな地震があり、痛ましいことに5名の方が犠牲になられましたね。
テレビでは連日、特に幼い少女が犠牲になったブロック塀の倒壊について報じられています。
何らかの被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
建築基準法に違反したブロック塀でしたが、どうやら点検は2年ほど前に行われていたとの事。
ある調査では”危険有り”と指摘を受けていたものの、役所の担当者の検査では”問題なし”と扱われてしまったということでした。
問題は、なぜか担当者は建築士ではない、つまり専門家ではなかったことにもありました。
何を基準として調査したのか・・・疑問です。
現在、学校等には通達が行き、安全点検について見直しが進められているそうですが、私の所属している日本建築士会連合会にも、一般の住宅についてもブロック塀等に関して広く注意喚起をしていくようにと協力要請が出ていました。
それで、皆さんのおうちでも、ブロック塀や門柱などがある場合には、まずは安全点検をご自身で行っていただければと思います。
以下のチェックシートで確認してみてくださいね。
この度の事故を踏まえて、おうちのことについては専門のしっかりとした技術者に診断を委ねることをお勧め致します。
私たち建築士は専門家として常に勉強をしています。
また、その中でも建築士の専門業務として、”既存住宅状況調査技術者”という資格を持って調査についてさらに詳しい技術を持った者がおります。もちろん、私もその一人です。
不安があるという方や、今まで診断をしたことが無いという方は、どうぞ、お近くの信頼できる建築士かイーリンクにお知らせください。
決してご自分で判断したりしないようにしてください。
また、建築関係者であっても、こういった診断に精通していない場合もありますから、信頼性のある調査ができるかどうかはよくお確かめになって下さい。
もちろん、この機会に住宅そのものについての状況を見直すことは重要です。
住宅の状況調査や、無料の簡易耐震診断(一部自治体は有料)を積極的に活用してください。
皆さんの大切なおうちを守っていくは勿論のこと、周りの人たちを巻き込みかねない危険な状況が無いか、今一度のご確認をお願い致します。
まだ、余震については気を抜けない状態です。
くれぐれも、お怪我の無いようにお気を付けください。