皆さんこんばんは
金尾です。
日増しに寒くなりますね。
今日は毎月恒例のリフォーム相談会を開催しておりました。
いつも来場してくださるお得意様、新規でチラシを見てきてくださる方、ありがとうございます。
さて、私はイーリンクの管理建築士としての立場もあるんですが、先日は建築士会主催の
研修会に参加してきました。
建築の分野も日進月歩で、常に技術や製品も進化していっていますので、私たちとしても常に
勉強を怠らないようにしなければなりません。
今回は耐震改修工事の設計に関するスキルアップと、最新の耐震改修の手法を学ぶ全2回の
研修の2回目となっていました。
実は毎年、兵庫県が主催する”耐震リフォーム達人塾”というものがあり、私も2回ほど参加しました。
なぜそのような研修会があるか、それは耐震改修は高いのでとてもできない
というイメージがとても強く、実際にほとんどの業者の見積もりが400万~500万などの金額に
なり、高額で手が届かないためにあきらめてしまうからです。
愛知県では、最新の耐震改修の手法についての研究が進んでいるので、兵庫県でもその手法を
多くの技術者や設計者が学ぶことで耐震改修を広く受け入れられるものにしようという狙いが
あります。
今回は”愛知建築地震災害軽減システム研究協議会”で活躍されるいつもの講師の方が来てくださって
いました。
皆さんも最近ではよくご存じかと思いますが、多くの自治体では無料、もしくは低価格で
“簡易耐震診断”という制度がありますね。
昭和56年の5月以前に建築された、いわゆる旧耐震基準の建物については耐震性の診断をして
点数が低い場合には耐震改修工事をしてください、という事になっています。
しかし、このような簡易診断というのは、悪く言えば非常に大雑把なもので一つの目安にすぎ
ません。
それで、点数が悪かったからと言って、その診断だけで耐震改修の計画をするということではなく
もう少し詳細な診断を受けていただく事になります。
それによって、正確なおうちの状態が分かり、適正な改修プランを設計することができるんです。
これにはもちろん費用が掛かりますが、実際には
必要のない部分の改修工事を省くことができる
場合が多くあるという点で、結果的には施主様のメリットにつながる、ということが言えます。
さらに、耐震化をする技術としても、とても安価な工法を取り入れることで、講師の方の会社では平均
して80万程度~100万少しの価格帯で工事をすることを基本的なラインとしているというお話でした。
そこへ補助金を賢く利用することでお住まいの方の負担はとても安く済ませることができ、現実味がある
というわけです。
そのようにして、より多くの方が安全に、安心して住まうことができるように現実的なお手伝いをする
ことがプロフェッショナルである、と私は思います。
イーリンクではお客様に寄り添う企業で有りたいと常々全員で話し合っています。
それで皆さん、まずは”簡易耐震診断”を受け、自分のおうちを知ることから是非始めてみてください。
お住いの市町の役所に申し込みをしてください。
勿論、イーリンクでも兵庫県に登録していますから、耐震診断をお受けすることができます。
◎耐震診断、耐震改修のご相談は有限会社イーリンク二級建築士事務所